羽幌町の離島訪問2島目は焼尻島。焼尻島は天売島に比べて宿泊施設が少なく宿が取りづらいです。今回は宿が取れなかったので天売島を午前中出発のフェリーで焼尻島に向かい、夕方の便で羽幌へ抜けるスケジュールを取ることにしました。
アクセスと島内交通
天売島と同じく、羽幌からフェリーまたは高速船での移動となります。すべての船は焼尻島を経由して天売島へ行くので、天売島と焼尻島の間を移動することもできるので便利。
焼尻島は天売島と同じく周囲12kmほどの小さな島なので島内の公共交通はなし。船到着後は島内の見どころをまわる観光バスが出るのでそれを利用するのも1つの手です。島の大きさ的には自転車での移動にちょうど良い大きさなので、港にあるレンタサイクル利用もお勧めです。天売島ほどではないが多少のアップダウンがあるので電動自転車を借りると楽です。
天売島と同じように島内1周道路と島の中央部に遊歩道(自転車も通行可)があるのでその2つを回ることにします。食事をとれる場所が港付近にしかないので、商店でパンと飲み物を買って食事の心配をなくしてから、いざ島内探索に出発です。
島内1周
島内1周には、2つのルートがありますが、観光客におススメのルートは島の中央のオンコ海道を通過するルート。港を出て坂を登って行くとまずは工兵海道記念碑にたどり着きます。天気が良いとはるか北方に利尻富士まで見えるポイントですが、この日は残念ながらそこまでの視界はありませんでした。

工兵海道記念碑の地点から島の内部に入り込む方のルートをとるとオンコ原生林(地図の点線部)入口に差し掛かります。

入口の脇には、かつて江戸幕府の樺太出兵により命を落とした会津藩士の墓があります。

そのままオンコ原生林の遊歩道を回るのもよいです。島内1周を先にする場合も徒歩と自転車のみ通行可能な遊歩道部分を通って島の西部を目指します。原生林エリアを抜けると、めん羊牧草地帯が広がります。

牧草地帯を走りきると鷹の巣園地に到着。焼尻島の最高地点で天売島が眼前に広がります。

焼尻島側の景観は、鷹の巣園地から少し進んだあたりに、白浜海岸線がきれいに見えるポイントがあります。

焼尻島は、実質的な日本初の英語教師になったマクドナルドが上陸した場所だそうです。

南海岸を東に進んで行くと白浜海岸に到着。基本的に断崖絶壁の天売島・焼尻島においては珍しい砂浜のある海岸です。

めん羊牧草地帯では見られなかった羊は白浜海岸近くの丘で見ることができました。


島内を1周して集落に戻ってくると焼尻郷土館があります。内部は写真NGだったので外観のみ。

島内1周して、今度は原生林の遊歩道をまわります。原生林の遊歩道の入り口まで、同じ道を通るのは面白くないのでハートの坂と呼ばれる急坂を登って行きました。この坂は電動自転車の電動補助ではどうにもならないくらいの急坂なので自転車を押しながら登ります。

オンコ原生林
原生林内部は遊歩道が整備されていて歩きやすく、道幅は狭いものの自転車での通行も快適。焼尻島で1か所だけ訪問する場所は?と聞かれたら迷わず原生林の散策をお勧めします。







遊歩道の南端にはオンコの荘と呼ばれる低木のオンコが見られる場所があります。


オンコの荘から東へ少し進むとウグイス谷。



島内1周+原生林周遊を電動自転車で回ると3時間前後。滞在スケジュールにあわせて、原生林をゆっくり回る、焼尻郷土館内部をゆっくり見るなどで時間調整するとよいでしょう。
羽幌へ戻って次の目的地へ
焼尻島を夕方のフェリーで出航して、羽幌へ戻ります。

羽幌港は、市街地まで連絡バスも出ていますが徒歩でも10‐15分程度なので、乗り継ぎのバスの時間に余裕があったので歩いて市街地方向へ戻ります。市街地北部にあるサンセットプラザ羽幌は宿泊施設も備えた温泉施設。温泉にも入りたいところではありましたが、バスまでそこまで余裕のある時間ではなかったので夕食のみいただいて羽幌本社バスターミナルまで戻り留萌行きのバスで次の目的地へ向かいます。





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