奥の細道湯めぐりの旅

旅行
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2025年もJR東日本からきゅんパスが発売されました。今年は1日用に加えて2日用が追加され、1泊の自由旅が組みやすくなりました。今回は「奥の細道湯けむりライン」の愛称が付けられている陸羽東線沿線の温泉巡りに旅立ちます。松島に寄ってから陸羽東線に入るつもりでしたが、船便がちょうどあったので急遽予定を変更して浦戸諸島へ立ち寄ったのち陸羽東線に入りました。

鳴子温泉

鳴子温泉は、鳴子温泉郷を構成する5つの温泉地のうちの1つで続日本後記によると837年に温泉が噴き出したと記されているそうです。江戸時代中期には温泉地として開湯した歴史ある温泉です。

鳴子温泉駅にある鳴子温泉郷案内図
鳴子温泉駅
鳴子温泉駅にある足湯
いかにも温泉街という感じの鳴子温泉

鳴子温泉には駅から徒歩圏内に、滝の湯と鳴子・早稲田桟敷湯の2つの共同浴場があります。今回は新庄方面への代行バスの出発時間までの1時間弱を利用して滝の湯へ行ってみました。
滝の湯はアメニティ等のはなし、洗い場も蛇口2つが用意されているだけの簡素な作りながら、いかにも温泉地の共同温泉場という雰囲気がGOOD。1回の入浴は30分程度に抑えるようにとの要望付です。

滝の湯

瀬見温泉

鳴子温泉を後にして新庄方面へは、2024年の災害で列車は長期運休中。代行バスで本日の宿のある瀬見温泉へと向かいます。宮城・山形県境があるこの区間は、乗客が極端に少なくなり、宮城県内の移動の利用者が3名、県境を越えた乗客は3名でした。山形県に入ってからは、最上駅で最上中学の生徒さんが多数乗車するも乗車はこれだけ。現在のローカル線の現状をよく表している区間でもあります。

瀬見温泉駅

瀬見温泉は義経伝説のある温泉で、義経伝説の史跡もある場所ですが冬の時期は雪で覆われているので宿・観松館に送迎してもらい直行。瀬見温泉は、日本各地そこそこ旅行している私は初めての場所でしたが大量の中国系インバウンドがいて驚きでした。

観松館の夕食 美味でした
観松館のライトアップされた庭

観松館には2つの温泉大浴場があり時間制で男女が交代で入ることができます。夜と朝にそれぞれの温泉を楽しんで翌日は、新庄へと抜けていきます。

交通の要衝 新庄

日本にはいくつか交通の要衝として鉄道の街として栄えてきた場所がありますが、新庄もその1つ。南北には奥羽本線(南は山形新幹線)、東西には陸羽東線・陸羽西線が通っているのですが、昨年の豪雨災害で東と北は不通になっていて代行バス、西も道路工事に伴う代行バスになっていて、なんと3方向はバスしか走っていないのが現状です。

新庄駅には、鉄道の街の駅らしく鉄道関連の展示エリアがあります。

肘折温泉

新庄からは、歴史ある山奥の秘湯肘折温泉へのバスが出てきます。開湯1200年の歴史ある温泉で、豪雪地帯で知られているこの場所は冬季は新庄方面からしか行くことができません。バスに1時間ほど揺られていくと、崩落した県道に代わって建設された肘折希望大橋を通って肘折温泉街へ。

肘折希望大橋から肘折温泉街を望む

山奥ながら歴史ある温泉地だけあって、そこそこの数の温泉宿があり日帰り入浴できる共同浴場も3つもあります(定休日に注意)。とにかく冬季は雪が多いので終点のバス停からもっとも近い上の湯に向かいます。

肘折温泉街

上の湯には番頭さんがいないのでお隣の商店で日帰り入浴券を購入して入ります。ここもアメニティなどは一切なく洗い場も蛇口が2つあるだけの簡素な作りですが、これぞ温泉という雰囲気を味わうことができます。

肘折温泉を堪能した後は新庄へ戻って山形新幹線で東京へ。冬場の雪国の温泉は本当に風情があって良いですね。今回のルート上にはまだまだ温泉地があるのでまた湯めぐりの旅へ出たいものです。


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