国境の島 壱岐

歴史 旅行
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壱岐対馬の旅後半は壱岐島。対馬よりは九州よりに位置してはいるものの、大陸と日本の間の離島という地理的条件から、やはり大陸の影響を受けた史跡と豊かな自然が残る島です。2023年4月の訪問記とともに壱岐のみどころを紹介していきます。

アクセスと島内交通

博多からフェリー・高速船が就航。対馬からもフェリー・高速船で渡れる。今回の旅では対馬からフェリーで移動しました。

対馬に比べれば小さな島ではありますが、島内を周るにはレンタカーが便利。バスもあるが本数は多くはない。

岳ノ辻展望台

壱岐島最高峰の岳ノ辻展望台にはのろし台や遠見番所が設置され国境の島として国防の役割を果たしてきました。展望台からはきれいな景色を望むことができます。

岳ノ辻展望台からの景色
岳ノ辻ののろし台跡

鬼の足跡

壱岐島の西部牧崎には鬼の足跡と呼ばれる岩がくりぬかれたような景観があります。鬼の足跡は後程回る辰ノ島にもう1つがあり、鬼は壱岐島をまたぐように踏ん張って穴をあけたということでしょうか。

鬼の足跡 日本百名洞の選定されています

猿岩

壱岐島のパンフレットなどでよく見かける、サルの顔そっくりの岩。近くには黒崎砲台跡があります。

猿岩
黒崎砲台跡

壱岐古墳群

壱岐島には280基もの古墳が存在し、特に島中央部には石室内部も見ることのできる古墳が点在しています。首長クラスの古墳からは朝鮮半島や中国大陸からの遺物も多数見つかっているそうです。

鬼の窟古墳
掛木古墳
掛木古墳内部

勝本城跡

秀吉の朝鮮出兵のときに築かれ軍事基地の役割を果たした城。諏訪地方と河合曽良の縁でつながありがあり、城跡には諏訪の御柱があります。

御柱
勝本城跡に残る神社
勝本城跡の石垣

壱岐のウニ!

壱岐はウニの産地。4-10月にかけてがシーズンなので、やはりお昼はうに丼をいただきたいところ。

壱岐のうに丼

辰ノ島

壱岐北部の勝本町は漁業の盛んなところ。漁協が無人島の辰ノ島への遊覧船を出していて、無人島探索をすることができます。

遊覧船からみた辰ノ島
遊覧船は海況によって立ち寄り先が異なります。
断崖奇岩
辰ノ島には散策コースが設けられていて蛇ヶ谷に行くことができる。高さ約50mの断崖。のぞき込むのは結構怖い。
辰ノ島にある鬼の足跡。
夏季は海水浴場になる砂浜

イルカパーク&リゾート

訓練中のイルカさん
餌をもらえると思ったのかイルカが寄ってきました

男嶽神社

石猿が200体以上もいる、猿田彦命をご祭神とする神社。

本殿
見ざる言わざる聞かざる
とにかくサルがいっぱい

左京鼻

細い柱を束ねたような奇岩が海中から突き出している左京鼻。

左京鼻

はらほげ地蔵

満潮時には胸あたりまで海に沈んでしまうお地蔵さん。

はらほげ地蔵

小島神社

参道は干潮時しか渡れないことから、壱岐のモンサンミッシェルと呼ばれている小島神社。本家よりはだいぶかわいらしい規模です。

干潮ではなかったので神社にはたどりつけませんでした

一支国博物館

原の辻遺跡を見下ろす形で設計された博物館。展示物はなかなか見ごたえがあります。弥生時代に興味がある人は立ち寄るべし。

博物館外観

原の辻遺跡

三国志魏志倭人伝に登場する国のうち、現状唯一場所と王都が特定されている一支国の王都の遺跡。発掘された船着き場跡は最古のものだそうです。

船着き場模型
環濠跡
復元された建屋
復元された家屋と復元中の建屋

少弐公園

弘安の役の古戦場跡にある少弐公園は、壱岐神社、弘安の役で戦死した少弐資時の墓などがあります。

壱岐神社
少弐資時の墓
少弐公園 弘安の役の古戦場
少弐公園

松永安左エ門記念館

電力王とよばれた松永安左エ門の記念館。

福岡の路面電車が保存されている

住吉神社 天手長男神社

住吉神社
住吉神社の夫婦杉
天手長男神社

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